80歳になった両親を連れて長女の私は二泊三日の北海道旅行に出掛けました。夏休み最大のイベントのはずでした。そして、遭遇すべくして遭遇した北海道胆振地震。
小樽のホテル8階の部屋で三人で震え上がった時は、それでもまだ、楽観的でした。朝起きて、電気も水もすべて止まっていると知ったときは唖然としました。とりあえずコンビニに朝御飯の調達に走る。でもこの時もまだ、朝御飯だけを購入する甘さがありました。「全道停電らしい「空港も全部止まったらしい」すこしずつヤバい情報が入るなか、気づけば食べるものがない!老親を歩かせる訳にいかず、お母さん蟻のように小樽の街中を歩き回り空いているコンビニ、青果店、スーパーに並びました。とにかく悲惨、腹へったという二日間を過ごし、それでもラッキーに再開後すぐの飛行機で名古屋に戻れました。
しんどかったです。
被災の悲惨さが体験できたことは、しかしながら、今後のいい経験になったと思います。
そして、80年間の親との思い出が更に色濃く上塗りされた実感があります。
楽しみにしていた夏休みは、被災体験ツアーみたいになりましたが、いよいよ来週から大学も後期の授業が始まります。気分をシヤッキリさせて立ち向かいたいと思います。
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